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大川の神杉佐味郷について


大和は東に青垣(あおがき)の山脈、北に生駒、高安、明神、南に二上(ふたがみ)、葛城、金剛の山脈が連なる南北に長い盆地で「大和は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれるやまとし美わし」と歌われた、機構は温暖で風光明媚なところである。

古代において、東の三輪山麓と西の葛城山麓には、それぞれ独自の文化の華が咲いていたという学説と、葛城は大和六県(あがた)のひとつであったという学説がありますが、いずれにしても、時代はそれぞれ異なるものの、大和盆地の東を春日(かすが)、物部(もののべ)、倭(やまと)、三輪(みわ)の諸族、西に葛城、平群(へぐり)、巨勢(こせ)、蘇我(そが)氏などの諸族が支配し、東西歴代諸族の中で、最大の勢力を誇っていたのが葛城氏と言われています。その葛城氏などが古代の主要道路として往来していた道が「葛城の道」である。この道は、奈良盆地東の桜井市三輪から天理市石上神宮へと続く、「山の辺の道」に対して、西の葛城、金剛山麓を南北に走り、飛鳥文化以前に繁栄を極めていたと思われる葛城氏が、本拠地としていた地域でもある。日本書紀、古事記に登場する神々とともに、悠久の歴史を刻むこの地域は、乱開発されず、発掘調査も充分に行われていない、古代史研究上、最も貴重な地域といえます。今後の調査研究によって、古代豪族と伝えられる葛城氏、鴨族のどについて解明されることを期待し、日本史誕生の経緯を知りたいと願っています。

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