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2005夏越の大祓(茅の輪くぐり)

大祓式は、神代の昔から行われてきた伝統あるお祓いの儀式で「古事記」「日本書紀」にもその記述が見られます。
特に旧暦水無月の大祓式は「夏越の大祓」とも呼ばれ、暑き厳しき夏を無病で過ごせるよう祈る儀式でもありご先祖の御霊を迎えるお盆の前に心身を清める儀式でもあります。

「茅の輪」のお話

「茅」は昔、屋根を葺くのにつかわれた草木(チガヤ、スゲ、ススキ、ヨシなど)の総称です。「茅の輪」とは茅を編んで輪の形に作ったもので、日本古来の風習として悪縁を切り、厄を祓い、無病を祈る願い事に使われました。
「チガヤ」は原野や山地で群生する多年草で根茎は茅根といって薬に用いられます。
「ヨシ・アシ」は湖沼や河川、湿原に生息するイネ科の植物で、その昔広く群生していました。一面に生い茂るヨシ原は水辺に美しい景観を作るだけでなく、魚類や水生昆虫、水鳥たちにとっては大切な産卵、生息の場所でもありました。さらに、ヨシは一本で20リットルの水を浄化させる機能があるということが近年注目されています。昔の美しい日本は、"豊葦原(とよあしはら)の瑞穂(みずほ)の国"と呼ばれていました。
「茅の輪」をくぐり回ることにより、このような青草のもつ霊力をもって罪やけがれを祓い清める儀式が「茅の輪くぐり」であります。
また旧暦六月の晦日(みそか)は今のお盆前にあたります。お盆はご先祖の霊をお迎えする大事な行事であります。ご先祖の霊をお迎えするにあたり「茅の輪」をくぐり「大祓」を受けて身も心も清浄にすることが「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」の意味合いでもあります。

 夏越(なご)しの祓(はらえ)する人は
   千歳(ちとせ)の命
     延(の)ぶといふなり
茅の輪を八の字にくぐります。

唐櫃(からひつ)の中に人形(ひとがた)が入っています。

人形(ひとがた)をお火にしていきます。

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